行こうのんびりジッタリンジンでも聞きながら。

そんな訳で行って来ますわ北欧へ。
とりあえず空港まで80kmほどあるので、バスに乗る為に歩いて5分の中央駅まで。
事前に下調べしてあったおかげで問題なくバス待ち。到着。乗降。出発。

いつもならここで寝てしまうところなのだけど、今回は暇潰しの秘密兵器ipodを使用。
適当に聞きながらぼけーっと景色を見ていると、高速を降りて明らかに森っぽい所に入っていくバス。
えー、なんか飛行場ってもっと平地のど真ん中にあるイメージなんだけどな、と思っていると



え、検問?

明らかに普通の飛行場じゃないっぽい雰囲気がするのは気のせい…じゃねえな。こりゃ。
元空軍基地だよ絶対。うん。だって宿舎があるもの。
何だかなぁ、とか思いながら空港に到着。建物は普通。まぁ、そうじゃなかったら困るけどさ。

特にやる事もないのでさっさとチケット貰う。
時間がちょい余ったのでアルトビールに別れを告げる。んー、天気はまぁまぁかな。
それから手荷物検査へ。今回預ける荷物はないので結構重いんだよな。
ポッケに沢山入れているので全部取り出すのに時間がかかったりながらもセンサー通過。

…って、何で引っかかるの?

部分センサーで確かめてもらったところ、どうやら尻ポッケに入れていた携帯灰皿が犯人。
海外では携帯灰皿なんて流通していないので、説明に一苦労しつつも納得してくれたみたい。
後はカメラ、ipod。これは両方とも電源入れて確かめさせられた。
結構厳しいなぁ、と思っていると今度は水のペットボトルについて聞かれる。え、何が?
聞いてみると試飲しろと言ってるみたい。確かに中身がガソリンだったりウォッカだったりしたら大変だものね。
他は問題なくゲートイン。やれやれ。



滑走路。遠くに見えるのは監視塔じゃないかしらん。

ぼげーっと音楽聴きながら数独解いていると搭乗時刻。
列がなくなるのを待ち、飛行機へ。座席は自由席なのでなるべく入口近くで廊下側を。
離陸前なので音楽も聴けないしなぁ、と思っているといつの間にか寝。
何となくアナウンスが聞こえてきたので夢うつつで聞くと、

「…ので、これから先はカメラ、ノートパソコンの使用は…」

あれ、さっきも聞かなかったっけ?と時計を見る。
…うん、あと10分くらいで着くってさ。
結構寝たなぁ、と隣席越しに窓の外に目をやるとすっげー数の島。100や200じゃない。
感心している間に陸地へ。んー、森多いやな。
ドイツも森多いんだけど、ちょっと違う印象がある。
何て言うか、ドイツの森って泡立てたクリームを乗っけたような、もこもことしてるんだけど、
スウェーデンは刷毛でベタッと塗ったような、或いは服に液体をこぼした時みたいにじわじわっとしてる。
…解り辛いかなぁ。

ともあれ問題なくスウェーデン到着。
ちょこっとだけ両替して、トイレ行って、バスチケット買って、ストックホルム中央駅までのバスに乗る。
いやー皆英語喋れるっていいね。ていうか俺ドイツ語が混じるのを何とかしないとな。

やっぱり1時間ほどバスに揺られて無事到着。
降り場では今回スウェーデンに行くきっかけになった
父親の知り合いで僕が個人的にも付き合いのある人が待っててくれた。
仮にDとしておこうね。で、とりあえず酒飲みに行く事に。
歩きながら聞いたのだけど、どうやらDの友人夫婦も来ているらしくてD宅に泊まるみたい。
全然問題ないので軽く返事してD友人夫婦とも合流。
どこ飲みに行く?という話になって何でもいいよ、と言ったところ、
「じゃあアイスバー行こう」とのお言葉。OKOK。どんなとこだか知らんけどな。

で、歩くこと数分で到着。ホテルに入っているバーみたい。
今満員なのでちょいと待ってね、という話をされたので軽く立ち話。
D友もスウェーデン人なのだけど、奥さんがアメリカ人で英語オンリー。
なので全員で英語で喋る。ああ待って、俺まだ口が英語に慣れてない。
何でも二人は今はアメリカに住んでいるとの事。うわー、遠そうだな。
てな事を話していたら空きができたのでぞろぞろと入る…前に着させられたこの防寒着はなんだ。
え、何でドアが二重なの?この毛皮は何?ねえ?



え、えー。

いや、写真だと解り辛いかもしれないけど、全部氷。
床と天井は流石に普通だけど、壁、カウンター、机、椅子、グラスが全部アイス。氷の世界。
なんでこんなにキグナスで氷河なの、そりゃあ防寒着要るわ、とか色々思っていると注文を聞かれる。
何があるのかなー、と見てみると全部ウォッカ
どうやらココはABSOLUTっつースウェーデンウォッカの店らしく、氷でできたホテルもあるんだってさ。
そんな訳で初っ端からウォッカのカクテルを飲む事に。
このABSOLUT、バニラ味やら6種類くらいのフレーバーがあるので、オススメを適当に貰う。



氷のグラス。飲んでる内に端がちょこっと溶ける。

ココの氷は全部スウェーデンの北にある川の氷を使ってるとか、そんな話を聞いている内に2杯目。
人も少なくなってきたので座りながら話。
あ、椅子の上には毛皮が敷かれているので濡れたりはしないですよ。
でも机の上にグラス置くとうっかり滑るので注意が必要。

2杯目が終わったので出る事に。ていうか、足が冷たい。
そういえば飯食ってない、という話になってタイ料理を出すバーに行く。
それにしてもDはすっげえバーに知り合いが多い。
タイバーでも軽く5人は紹介された。あとナンパ大好き。ウエイトレスに声かけてた。
酔ってきたのもあり、ようやっと英語で喋るのに慣れてきたところで帰宅。荷物あるしね。

家着いて荷物を開けて御土産やなんかを渡してまた酒。今度はビール。
がぱがぱ飲んでるとDが「じゃあクラブ行って女の子ひっかけようぜ」と発言。
D友夫婦は疲れたのでパスだそうで、折角なので付き合う。
ところがここで僕の服装にNGが入る。
どうやら襟付きのシャツじゃないと入れないとこに行くらしいのだけど、襟付きのシャツって半袖しか持ってない。
で、シャツやら上着やら貸してもらっている内にD友奥さんが髪もいじれって言ってきて
じゃあ靴も貸すよ、あらそうですか、ズボンはジーパンでいいのね。

ええと、どっかのTV局の差し金?
とか考えていると奥さんが「そういえばコレが要るよね!」と。

スズムラは コンドーム を てにいれた!

スズムラは コンドーム を てにいれた!

スズムラは コンドーム を てにいれた!

スズムラは コンドーム を てにいれた!

どこの絶倫だ、俺。てかそんな事にならんよ。
なんかもう周りに流されるままお出かけ。
ビール飲んでカクテル飲んでDはずーっと女の子探したり声かけたりウォッカ飲んだりシャンパン飲んだりで、6軒。
足腰立たなくなってるDを座らせて食ったトルコ屋台のハンバーガーがすっげえ旨かった。



ほらほらもうすぐ夜明けの鐘が鳴る。