だそうで。四半世紀近くになってこういうのに行くとは思ってなかった。

9時過ぎに駅に着いてから、てってけてーと目的地へ。
ていうか僕様ちゃん寝てねぇってのな。うあー欠伸止まらん。
とか思いつつ地下鉄に乗り換えて移動。

うん、いや、なんかさ、所々に明らかにお前さんそれコスプレだね?って人が居るのです。
でまぁ、連れに質問。

「あのさ、コスプレしたまんま家から来るような人居るの?」
「え、普通コスプレは皆そうだよ」

そうですか。
いやなんかコミケだとコスプレって現地で着替えてみたいなんじゃなかったっけ?
そんな文化の違いに悶々としつつ駅に到着→降。



いやいや。



いやいやいやいや。



ちょ待てや。

えーどういう事ー。とか思いながら最後尾に並ぶ。
行列のレベルとしてはレヴォくらいかもー。きーあー。

んで、30分くらいそのまんまで待ち。その間に思った事。

・コスプレ多すぎ
 これはきっと前に書いたように「家からコスプレで来ちゃってOK」かそうでないかの差だと思うんですが。
 と言うかそう思わせて。お願い。

・若い子多すぎ
 小中学生が半分とは言わんまでも3分の1くらいは確実に占めております。
 親子連れも珍しくない感じ。これについては考察を後述する予定。

・服装がアレすぎ 
 ああ、えっとね、何て言うかね。
 マジで「参加人数−コスプレしてる人の数−アニメTシャツの数−日本語のTシャツ=俺」みたいな。
 とにかく小学校上がる前の子から3児の母までアニメTシャツ。目の前が暗くなった。

後は日本の同人系のイベントと違うなぁと思ったのはスタッフの少なさ。
大抵こういう入場待ちの列ってデカデカと「STAFF」て書いた何か着てる人が声を枯らして
「最後尾はこちらでーす」とか看板持って言ってるイメージがあったんだけどそれが皆無。
まぁ、横入りしようとしたら行列どころか関係ない人までブーイングが地響きの如く鳴るようなお国柄なので
そういう管理については必要ないのかもね。とか思いつつ最後尾におとなしく並ぶ。

でまぁ、後から人が来るわ来るわ。
多分会場までに一ブロックを1周する勢いで並んでました。
勿論その押し寄せる人の波には3割くらいのコスプレイヤーが居る訳で、それを惚けつつ見ながら待機。
以下、コスプレ雑感。

・ナルト多い

・長物の制限ってないんかなぁ(ブリーチやFF7のコスプレは皆ごっつい剣持ってた)

・ていうか中学生くらいのコスプレ多いなぁ

・寒くないのかなぁ

・つうか皆凝ってるなぁ

と、この辺まで考えたところで一つ気付いたと事があるのですが。

良く考えなくても、俺、日本のコスプレって見た事ねえええええええ。

なのでこれから先のコスプレに対する評価ってひょっとしたら日本のコスプレレベルから見たら
お話にならないのかもしれませんがまぁその辺は瀬戸内海くらい広い心でひとつ。

で、待っている内にとろとろと列も動き出し、やがては会場前に。



んー、そんなに大書されても困りますよ?
別にこの私め、「妹で死にかけでメイドでネコミミでメガネでツンデレゴスロリで殺しても死なない」
じゃないと萌えないんだ、と言うつもりもないでございますし。
とやけに卑屈になっている内に入場。ちなみに入場券は連れが買っておいてくれました多謝。
以下会場の様子。



皆大好きYOU・偽・WAR。
MTGのトレードや何だかよくわからないカードゲームの試合もやってました。
闇の罰ゲームがおっかないので近寄らず。



展示スペースの投稿コーナー。(多分)
なんだかジャンプの巻末とか中学校の学園祭を思い出しました。
ま、学園祭なんてやった事ないんですけどね。てへ。



「君も明日のマンガ家!」みたいな感じのマンガ教室。
セーラージュピターだってマンガは描きたいのよ!ホントかなぁ。



売ってるらしいよ。
人気があったのはラブひな攻殻機動隊(漢字に自信がない)とか。多分。きっと。



お父さん帽子。
命名権が榊さんにあったかどうかは不明。キムリンみたいに被っている人は見ませんでした。



麻雀&囲碁ブースで一枚。ヒカルの碁と坊や哲の影響かしら。
牌は触らせてもらったけどすごい薄いので積むのも切るのも一苦労。
おまけにルールは中国麻雀だったので早々に退散しました。



日本の文化を展示するコーナー。
やっぱりサムライニンジャハラキリの3本柱は健在なんでしょうか。
と、アメリカに引っ越して現地人に言われた第一声が「ね、君ニンジャ?」であった僕が言ってみます。
ちなみに連れの一人の父親が居合いの師範だそうで、
「受け流し」という微妙な単語を発せられた心情とか慮るといい。



その2。
あー、あれだ、ねじめ正一リスペクトとかそんな感じなんだよ、きっと。
もしくはジャイアンの実家。



売店の様子。手前からどら焼き、弁当、肉まん。
一番奥に書いてあるキャラはキン肉マンです。
キャラの選択に納得はできるが値段は納得いかねー。(1ユーロ=140円くらい)

で、店の様子なんですがブース毎でマンガやその他諸々を好き勝手に売ってる感じ。
値段もまちまちなので、よく比較検討しないと損をするかもね。
てな訳で店の様子。



大抵平積みでこんな感じに並べられています。
あと、この写真でマンガのタイトル解る人は反省が必要だと思う。個人的に。



もちろんマンガだけでなくフィギュアもしっかり。
ガチャガチャのフィギュアもずらりと並んでいたのですがいかんせん元ネタ解らないの多すぎでした。



とは言えこういう店も。
何て言うか、サブカルなら何でもありなのかしら?
Nightmare before Christmasのグッズはちょい心惹かれたものの値段たけー。のでスルー。



確かにそうかもなぁ、と一人首肯してしまった自分を見つめ直したりはしません。
ちなみに同タイトルの本が売られていたのですが、海外でのコスプレ写真集とかそんな感じ。
「オタク」が蔑称ってのはどう説明したらいいのか途方に暮れました。ません。



なんかこの写真だけ見るとブルセラ(死語)みたいですのんな。
隅っこの方に新撰組の羽織も売っていたのでセーフだと思いたい年頃。
いや別に思わなくても問題ないんですけど。店の兄ちゃんがこっち見てるのは内緒。怖い。



「なんかいい仕事ないかなぁ」
「あ、ここなんかどう?」
「うえ、フケだらけの頭とか触りたくないよ」
「でもうちらメイドしか資格ないんだし、仕事選んでたらキリないよ」
「うーん」
てな脳内翻訳が行われたのは内緒。それにしてもメイドって見かけなかったなぁ。

てな事やってるにも疲れたっていうか人多すぎなので休憩スペースに逃げ込んで一息。
値段を見もせずにビールを頼み、タバコに火を点けて一息。ああ、生き返ります。



それじゃいただきまーすうぐうぐうぐうぐうぐべほっなんじゃこりゃああああああああ。
慌ててメニューを見直してみるとそこに燦然と輝く「ビール(ノンアルコール)」の文字。

やばい、血涙か核の炎かどっちかが出そう。
やるせなくなったので飛び出した挙句盗んだバイクで走り出しそうになったのだけど
会場を出る客が多すぎたので断念し、再び散策。せつねいぜよ。



ほも同人誌ブース。内容はなんかマッチョな天使がちんこを縦横無尽とかそんな。
ていうか買いもしない本の内容撮れないのでこの辺で勘弁。
ただでさえ見本誌見るので勇気振り絞ったのですよ。



参加者自由落書きコーナーで撮影。
きっと中学生の頃に女子がやってた交換日記の内容ってこんなんだったんだろうね。
あの頃は秘密の花園だったのだけども何時の間にこんな風に、と暫し凹む。

更にふらふらうろついてから連れと合流して昼飯。
中華の食い放題を貪りながら皆の購入済みブツの話を一通り聞かされる。
あー、何て言うか、元気ね。
このまんまホテル行って寝ても良かったので何時頃出発するのか質問。

「ええと、イベントを終わるのが夜の9時だから、7時くらい?」

にゃー。

9時て。ねえ。

ともあれ予約は知り合いの名前だしそもそもチェックインの時に住民証出さなきゃいけないので
諦めて隅っこで膝抱えながらぼんやりと人の流れを見つめる。

スペースチャンネル5のうららのコスプレとか
小学3年生くらいのやたらエロい巫女服とか
リアル金髪ディードリッドとか
真っ白なゴスロリとかを見ながら、ここでコスプレの一つも撮る勇気があれば。と思ったけど
24にもなって馬鹿面下げて「写真お願いできますかえへへー」なんて口とアナルが裂けても言えねえ。
しかしここまで来てる時点でアレなんだし言っちゃってもよくね?どうせもう生涯来なくね?
よしじゃああのギルギアの女の子に声かけてみっかああ行っちゃったあうえうーバカ馬鹿ばか俺のバカ!この意気地なし!
とか考えてた僕の眼前に女神が降臨。

いや、マジで。

なんかいかにもな女の人が黒いTシャツ着てるんだけど、

ロゴが。





うん、見た瞬間に首から下が言う事を聞くのをやめた。

いや、もう、何て言うかいっそ爽やかだ。
君がこの星の一等賞だよ。

このおかげで魂まで抜けてしまったのか、気がつけば集合時間。
ホテル行ってシャワー浴びて飯食って横に。
明日こそはコスプレ撮るぞー。